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審美(歯冠修復)治療

補綴歯科専門医による審美・歯冠修復治療

見た目と機能の両立を重視した歯冠修復治療

補綴歯科専門医が、歯の色や形だけでなく、噛み合わせ、清掃性、周囲の歯や歯肉との調和を確認します。セラミックなどの材料特性も踏まえ、治療後の長期的な安定を見据えて治療します。

審美治療(歯冠修復)とは

審美歯科

歯冠修復治療とは、虫歯や破折などによって失われた歯の形態を、詰め物や被せ物によって回復する治療です。前歯などの見える部分では審美性も重要ですが、当院では見た目だけを目的として治療方法を決定することはありません。

治療前に、残っている歯質や歯髄の状態、噛み合わせ、歯肉との関係、清掃性などを確認します。そのうえで、歯を削る量、材料の特性、修理や再治療のしやすさも考慮し、機能性と長期的な安定を重視して治療方針を検討します。

現在の詰め物や被せ物に医学的な問題が認められない場合には、積極的な再治療をおすすめしないこともあります。治療によって得られる利点だけでなく、歯を削ることや再治療に伴う負担についてもご説明します。

詰め物・被せ物

虫歯や破折によって失われた歯質は、コンポジットレジン、詰め物、被せ物などによって形態と機能を回復します。

治療方法は、欠損の大きさだけで決まるものではありません。残っている歯質の量、歯髄の状態、歯の位置、噛み合わせ、清掃性などを確認し、その歯に適した修復方法を選択します。

種類と特徴

詰め物や被せ物には、保険診療と自費診療があります。材料によって、審美性、強度、摩耗性、清掃性、修理や再治療のしやすさ、費用などが異なります。

当院では、それぞれの材料の利点と注意点をご説明し、お口の状態や治療部位に適した方法をご提案します。

主な保険診療

メタルインレー(12%金銀パラジウム合金)

金銀パラジウム合金を使用した部分的な詰め物です。保険診療で使用でき、一定の強度を有します。

金属色が目立つことがあり、金属アレルギーがある方には使用できない場合があります。

コンポジットレジン充填

歯の色に近い樹脂を、歯へ直接充填する方法です。欠損が小さい場合には、歯を削る範囲を抑えて治療できることがあります。

欠損範囲や噛む力によっては適応できない場合があり、時間の経過に伴う摩耗、変色、破折などが生じることがあります。

硬質レジン前装冠

金属製のフレームの表面に、歯の色に近い硬質レジンを使用した被せ物です。保険適用となる歯や条件が定められています。

時間の経過に伴い、表面の摩耗や変色が生じることがあります。

CAD/CAM冠・インレー

コンピューター上で設計し、主にレジン系のブロックから製作する白い詰め物・被せ物です。保険適用となる歯や材料には条件があります。

金属を使用しない一方、治療部位や噛む力によっては、摩耗、破折、脱離などが生じることがあります。

金属冠(フルメタルクラウン)

金銀パラジウム合金を使用した金属製の被せ物です。保険診療で使用でき、一定の強度を有します。

金属色が目立つことがあり、金属アレルギーがある方には使用できない場合があります。

主な自費診療

オールセラミッククラウン

ガラス系セラミックや、ジルコニアフレームにセラミックを築盛した被せ物です。透明感や色調を調整しやすく、天然歯に近い外観を目指すことができます。

金属を使用しませんが、噛み合わせや使用部位によっては、破折やセラミックの欠けが生じることがあります。

オールセラミックインレー

ガラス系セラミックを使用した部分的な詰め物です。天然歯に近い色調を再現しやすく、金属を使用しません。

残っている歯質の量や噛み合わせによっては適応できない場合があり、過度な力によって破折することがあります。

フル(モノリシック)ジルコニアクラウン

ジルコニアのみで製作する被せ物です。強度が高く、主に奥歯など、噛む力が加わる部位に使用します。

ガラス系セラミックとは透明感や色調が異なります。また、噛み合わせの調整や表面の研磨を適切に行うことが重要です。

フル(モノリシック)ジルコニアインレー

ジルコニアを使用した部分的な詰め物です。金属を使用せず、比較的高い強度を有します。

治療部位、残っている歯質、噛み合わせなどを確認したうえで、適応を判断します。

メタルボンドクラウン(陶材焼付鋳造冠、PFM)

金属製のフレームにセラミックを焼き付けた被せ物です。金属による強度と、セラミックによる審美性を併せ持ち、長く使用されてきた治療方法です。

金属を使用するため、オールセラミックと比較して透明感が低くなる場合があります。

ゴールド、白金加金クラウン

金合金や白金加金などの貴金属を使用した被せ物です。材料の展延性を利用して、歯に適合するよう精密に製作します。

金属色が目立つこと、金属価格によって治療費が変動することなどが注意点です。

ゴールド、白金加金インレー

金合金や白金加金を使用した部分的な詰め物です。材料の展延性を利用して、歯に適合するよう精密に製作します。

金属色が目立つこと、金属価格によって治療費が変動することなどが注意点です。

ラミネートベニア

歯の表面を必要な範囲で削り、薄いセラミックを接着する治療方法です。前歯の色調や形態、歯と歯の間の小さな隙間などを改善する目的で行います。

噛み合わせ、歯ぎしり、残っているエナメル質の量などによっては適応できない場合があり、破折や脱離が生じることがあります。

ファイバーコア(土台)

グラスファイバーを使用した、根管治療後の歯の土台です。金属を使用しないため、セラミッククラウンを装着した場合に金属色が透過しません。

残っている歯質の量や噛み合わせによっては、脱離や破折が生じることがあります。

ゴールド、白金加金コア(土台)

金合金や白金加金を使用した、根管治療後の歯の土台です。精密に製作でき、一定の強度を有します。

再治療が必要になった場合には撤去が難しくなることがあるため、残っている歯質や歯根の状態を確認して適応を判断します。

補綴歯科専門医・指導医による治療

補綴歯科とは、虫歯や破折によって失われた歯質や、欠損した歯を、詰め物、被せ物、ブリッジ、入れ歯、インプラントなどによって補い、口腔機能を回復する歯科の専門分野です。 


当院の院長は、日本歯科専門医機構認定の補綴歯科専門医、日本補綴歯科学会認定の指導医資格を有しています。治療する歯だけでなく、残っている歯質、歯周組織、噛み合わせ、清掃性、使用する材料などを総合的に評価し、治療後の長期的な安定を見据えて治療計画を立案します。

治療期間・回数の目安

  • インレー(単独歯の詰め物)の場合は通常2〜5回程度、クラウン(単独歯の被せ物)の場合は通常4〜10回程度を目安とします。治療期間はいずれも1〜2か月程度が目安です。
  • 虫歯や歯の状態によって根管治療、歯周治療などの事前処置が必要な場合は、治療期間・回数が増えることがあります。

主なリスク・注意点

  • 歯冠修復治療では、虫歯や歯の状態に応じて歯を削る必要があります。治療後に一時的な知覚過敏や違和感が生じることがあり、歯の状態によっては根管治療が必要となる場合があります。
  • また、修復物は永久的に使用できることを保証するものではなく、噛み合わせや使用状況、経年的な変化などにより、摩耗、破折、欠け、脱離などが生じ、修理や再治療が必要となることがあります。
  • 使用する材料によって、強度、色調、透明感、摩耗特性などが異なります。当院では、お口の状態や噛み合わせを確認したうえで、適応を判断します。

自費診療料金表

インレー オールセラミックインレー  71,500円(税込)
フルジルコニアインレー  77,000円(税込)
ゴールド、白金加金インレー 時価(税込)
ラミネートベニア 110,000円(税込)
クラウン オールセラミッククラウン 154,000円(税込)
フルジルコニアクラウン 121,000円(税込)
メタルボンドクラウン 154,000円(税込)
ゴールド、白金加金クラウン 時価(税込)
コア(土台部分) ファイバーコア 16,500円 (税込)
ゴールド、白金加金コア  時価(税込)
金銀パラジウムコア 22,000円(税込)
仮歯 プロビジョナルクラウン 1,650〜3,300円(税込)

*自費診療は別途初診料3,300円、再診料1,650円必要です。

*別途処置料がかかります。

*料金はお口の中の状況で変わる可能性があります。

*ゴールド、白金は時価により価格変動あり。